税金(国や市などに払うお金)
日本に住んでいる人は、外国籍の人も、税金を払います。
所得税(国に払う税金)
所得税は、1月1日から12月31日までの1年にもらった給料(=働いてもらったお金)などで決まります。
払い方
給料(=働いてもらったお金)だけの人 |
毎月、会社などが払います。(この払い方を「源泉徴収」と言います) あなたの給料から税金を引いて払います。 |
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2つ以上の会社で働いて、お金をもらっている人 | 自分で税務署(=税金の仕事をする役所)で*1年末調整や*2確定申告をして払います。 |
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*1年末調整1月から11月に払った税金が多すぎたり、少なすぎたりしないか、12月に計算します。
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*2確定申告会社などの「源泉徴収」や「年末調整」をしていない人は、自分で書類を出します。
住民税(県や市などに払う税金)
住民税は、1月1日に、朝来市に住所があって、働いている人が払います。
払い方
特別徴収 |
毎月、会社などが払います。あなたの給料(=働いてもらったお金)から税金を引いて払います。 いくら払ったかは、会社から毎月もらう「給与明細」という紙に書いてあります。 |
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普通徴収 |
自営業(自分で会社を作って働いている人)、農業(米や野菜などを作っている人)などの人は、市役所から「納税通知書(=税金のお知らせの紙)」と「納付書(=税金を払うときの紙)」を送ります。 「納付書」を持って、銀行や郵便局、コンビニで払います。 スマートフォンのアプリでも払うことができます。 |
※国へ帰る人は、帰る前に「納税管理人(=あなたの税金を払う手続きをする人)」を決めます。市役所に伝えます。
総務省ホームページ
自動車税・軽自動車税
「自動車税」や「軽自動車税」は、4月1日に車やバイクなどを持っている人が払う税金です。
「納税通知書」と「納付書」があなたに届きます。
「納付書」を持って銀行やコンビニで払います。
必要な申し込みをするとスマートフォンのアプリでも払うことができます。
※自動車税や軽自動車税は、4月1日に自分の車を持っている人が払います。
車を誰かにあげたり、廃車(=車を捨てる)したときは、名義変更(=車の持ち主の名前を変える)や廃車(=車を捨てる)の申し込みをしてください。
固定資産税
毎年1月1日に朝来市で次のものを持っている人が払います。
- 土地
- 家屋(=家やアパート、マンション、ビル、店などの建物)
- 償却資産(=機械、道具、車、船、ヘリコプターなど仕事に使う物)
償却資産を持っている人は、1月31日までに市役所に知らせます。
連絡するところ
年⾦(年齢の高い人などを助ける制度)
年金に入ってお金を払った人は、年をとったときや、病気やけがで体などに障害が出たときなどに、生活のためのお金をもらうことができます。
国の年金は、「国民年金」と「厚生年金保険」があります。
国民年金
どんな人 | 日本に住んでいる20歳から59歳のすべての人 |
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申し込みするところ |
市民課で申し込みをします。 会社で「厚生年金保険」に入っている人は、「国民年金」の申し込みをしなくていいです。 |
保険料 |
保険料は、みんな同じ金額です。 日本年金機構から「納付書(=税金を払うときの紙)」があなたに届きます。 「納付書」を持って、銀行やコンビニで払います。 口座振替(=あなたの銀行の口座から自動で払う)やクレジットカードで払うこともできます。 給料(=働いてもらったお金)が少ないなど、年金のお金を払うことができない人は、申し込みをすると払わなくてもいいこともあります。 詳しくは、市民課に聞いてください。 |
連絡するところ
厚生年金保険
どんな人 |
69歳までの人で5人以上働いている人がいる会社の人。 外国人も入ります。 国民年金の基礎年金とは別に年金がもらえます。 |
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申し込みするところ | 申し込みは、働いている会社がします。 |
保険料 |
毎月、会社が払います。 保険料の半分は、あなたの給料(=働いてもらったお金)、から引かれます。 あと半分は会社が払います。 払うお金は、毎月の給料がいくらかで決まります。 詳しくは、働いている会社または日本年金機構に聞いてください。 |
脱退一時金
国民年金・厚生年金保険には、「脱退一時金」という制度があります。
外国籍の人が、仕事を辞めて国へ帰るときに、年金の一部をもらうことができます。
「脱退一時金」をもらうことができる人
- 日本で年金を6か月以上払った人
- 日本を出てから2年以内に申し込みをした人
詳しくは、聞いてください。